折り鶴、伊予柑、デニム。3つの想いを灯す、疲れているあなたを休ませる提灯。

広島の祈り、愛媛の恵み、備後の手仕事。役目を終えようとしていた素材を漉き込んだ手漉き和紙。3,000Kの暖色光をやわらかく拡散し、スマホや蛍光灯などの強い光にさらされ続けて疲れた目と心に癒しを与えます。

なぜ、夜になっても目が休まらないのでしょうか?原因は、身の回りにある「青白い光」です。 スマホの画面は約6,500K、オフィスの蛍光灯は約5,000K。 研究によると、これらに含まれる460nm付近の青色光は、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を強く抑制し、その影響は緑色光の5〜10倍とも言われています。

つまり、寝る前にスマホを見たり、蛍光灯の下で過ごしていると脳は「まだ昼だ」と勘違いし続けるのです。
さらに、光源が直接目に入る照明は目の疲労を増加させることも分かっています。だからこそ、私たちは「光の質」を変えることにしました。 ただ暗くするのではない。 素材の物語を通して、心まで満たす灯りを目指しました。

NEXT提灯 tomoru。色温度は3,000K。住宅照明の専門家が「就寝前に適している」と推奨する暖色の範囲です。

さらに、光源を直接見せない設計。手漉き和紙が光を広い角度に散乱させ、まぶしさを抑えます。スイッチを入れるだけ。スマホや蛍光灯とは正反対の光が、部屋に広がります。

3種類のアップサイクル手漉き紙を使用

なぜ「手漉き和紙」なのか。光を拡散させる素材はいくつもあります。
プラスチック、布、ガラス——。
私たちが手漉き和紙を選んだのは、拡散性能だけが理由ではありません。この和紙には、それぞれの土地で役目を終えようとしていた素材が漉き込まれています。

なぜ「手漉き和紙」なのか。光を拡散させる素材はいくつもあります。
プラスチック、布、ガラス——。
私たちが手漉き和紙を選んだのは、拡散性能だけが理由ではありません。この和紙には、それぞれの土地で役目を終えようとしていた素材が漉き込まれています。

この折り鶴たちに込められた想いを、形を変えることでつなぎたい。 広島市の「おりづる作業所」では、役目を終えた折り鶴を一度開き、手作業で細かくちぎって紙に漉き込んでいます。私たちはご縁があり、この手漉き紙に出会いました。

そして、見渡してみると、折り鶴の他にも同じように有効な活用方法を探しているものがあります。我々が出会ったのは広島で生産されるデニム生地といよかんジュースを搾った後に残る果皮でした。

どちらも、製品を作る過程でどうしても生まれてしまうもので、生産者の方々および加工業者は捨てないためにその有効な活用方法を日々探していました。

そして、それぞれの素材に込められた想いが形になりました。行き場を探していた素材が職人の手によって姿を変え、灯りとなって新たな物語を始めます。

POINT01 素材たちに宿るドラマ

おりづる

広島の平和記念公園には、毎年およそ1,000万羽の折り鶴が届きます。
世界中から届けられる平和への祈り。
しかし、すべてを保管し続けることは難しく、一部は役目を終えていきます。

この和紙には、広島市から届いた折り鶴が漉き込まれています。光を灯すと、紙の中に色とりどりの繊維が浮かび上がります。届けられた祈りが、また誰かの手元で灯る。

いよかん

愛媛は伊予柑の一大産地です。農家が手をかけて育てた実は、ジュースや加工品として届けられます。 しかし搾ると、約半分は果皮として残ります。えひめ飲料だけでも年間100トン。

これまで飼料やセルロースファイバーとして活用されてきましたが、さらに別の届け方ができないか、そう考えて生まれたのがこの手漉き紙です。光を灯すと、果皮の粒がぽつぽつと浮かび上がり、温かな表情を見せます。

デニム

備後地方は、国内有数のデニム産地です。カイハラ株式会社では、日々高品質なデニムが織られています。しかし製品をつくる過程で、年間約50トンの端材が発生します。

店頭に並ぶ製品と、端材。使われている糸も、染めの技術も、同じです。この和紙には、その端材が漉き込まれています。光を灯すと、藍色の繊維が紙の中で静かに存在を主張します。

光にかざすと、それぞれの素材の繊維や色味が浮かび上がります。


機能としての拡散性。素材としての物語。その両方を持つのが、この手漉き和紙です。

POINT02 やわらかい灯りの秘密

光にかざすと、それぞれの素材の繊維や色味が浮かび上がります。

機能としての拡散性。素材としての物語。その両方を持つのが、この手漉き和紙です。

POINT03 シンプルデザイン

提灯は「和室のもの」だと思っていませんか?私たちもそう思っていました。伝統的な提灯は美しい。でも、現代のマンションや洋室に置くと、どこか浮いてしまう。その違和感をなくしたくて、このデザインにたどり着きました。

手のひらに乗るコンパクトさ。サイズはW110 × D110 × H140 mm。棚の上、ベッドサイド、デスクの片隅——小さなスペースにすっと収まります。

主張しない、溶け込むかたち。装飾を削ぎ落としたシンプルな佇まい。和室にも洋室にも、北欧インテリアにも、ヴィンテージ家具の横にも。空間を選ばず、静かに寄り添います。

POINT04 使う人のことを考えた機能

「癒やし」の道具が、ストレスになってはいけません。アプリ連携も、複雑な調光も、絡まるコードもいらない。私たちがこだわったのは、思考停止で使える心地よさです。

どこへでも連れて行ける「コードレス」単4電池2本で稼働。コンセントの位置に縛られず、ベランダでの夕涼みや、ソファでの読書など、あなたが「今、くつろぎたい」と思った場所が特等席になります。

指先ひとつの「物理ボタン」

操作は底面のスイッチを押すだけ。スマホの画面を見る必要もありません。眠気が限界に来たとき、指先ひとつで「カチッ」と闇に戻る。そのアナログな手触りこそが、デジタルに疲れた現代人に必要な儀式だと考えました。

倒れにくい重心設計

台座にブナ材を使用し、重心を低く設計。ちょっとした振動では倒れません。

こんにちは、手がける株式会社モノツク工業です。このたび、Carbrellaシリーズ第3弾をMakuakeにて発表できる運びとなりました。

前回のプロジェクトでは、「想像以上の軽さだった」「雨の日が少し楽しみになった」といった嬉しいお声を多数頂戴しました。一方で、「持ち手がやや使いづらい」「防水性に改善の余地がある」といったご指摘もあり、私たちにとって大きな学びとなりました。

改善に向けた道のりの道中、思い通りに進まずやめてしまいそうになったことがありました。しかし、友人や知人、仕事関係の方々にCarbrellaをお見せする中で製品を手にした方々が見せてくださる「本当に軽いですね」という驚きと笑顔が、私たちの背中を押してくれました。「もっと多くの方へこの傘を届けたい」「より快適に使っていただきたい」との思いでここまでたどり着きました。

Carbrellaが目指しているのは、単なる雨具ではありません。“軽さ”という価値を通して、日常に小さな喜びを添えること。たとえば、「今日はこの傘を持って、少し遠くまで歩いてみよう」と思っていただけるような存在を理想としています。

プロジェクトを公開するたびに、今でも緊張を覚えます。嬉しいご意見と同じくらい、厳しいご意見が届くからです。けれど、その一つ一つを糧として次の改善に活かしていきたいと思っています。

今回のプロダクトですべてのご要望にお応えできたわけではありませんが、大きく進化し、自信を持ってお届けできるプロダクトとなりました。今後もいただいた声を真摯に受け止め、Carbrellaの進化に活かしてまいります。

Carbrellaが、皆さまの雨の日を少しでも快適にする一助となれましたら幸いです。

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